オフィス賃貸物件の賃料相場については、やはり景気に一番左右されます。マンションとは異なり不景気となるとテナントの数が減ってきます。不景気になっても人口の数は変わりませんが、不景気となるとまず会社などの事業者が倒産などで減りまた出先機関としての支店営業者が閉鎖されたりしますので、テナント数が減ってくるのです。そうなると空室が増えてきます。

少ないお客さんをオフィス賃貸物件のオーナー達が取り合いをする状況が生じできます。一番効果的な方法が賃料を下げるという方法です。その結果賃料相場が下がってくると言うわけです。オフィス賃貸物件を借り替えるなら不景気の時が一番得なんですが、不景気の影響から移転費用が捻出できない企業も多いのでなかなか上手くはいかないものです。

オフィス賃貸物件を借りる際に知っておきたい事:敷金・礼金のチェック

オフィス賃貸物件を借りる場合、保証金を納めるのが一般的でした。この保証金とは、敷金と同じように担保としての性格を持ちます。但し、保証金の場合には、償却が伴うことが多く、償却とはオフィス賃貸契約が終了する際に保証金の一定割合を差し引かれて賃借人に返却されることを意味します。しかし保証金や償却というものは分かりにくいものであるので、最近では、オフィス賃貸物件を借りる場合でも、敷金・礼金という比較的分かり易い用語が使用されています。そこで、オフィス賃貸において敷金のチェックをする場合には、退去時に償却がされるか否かを確認すべきです。また、礼金は、賃貸人に対するお礼のお金として、退去時に一切戻ってきません。そこで、礼金の減額交渉等が可能かを確認するのも必要です。